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一般公開講座報告 「オリ・パラから始めよう!~市民ランナーにおけるコンディション調節からパフォーマンスUPまで~」
一般公開講座報告
「オリ・パラから始めよう!~市民ランナーにおけるコンディション調節からパフォーマンスUPまで~」
日時:2021年9月12日(日)
方法:オンライン開催(zoom)
対象者:都民向け(聴講者61名)
講師:スポーツジャーナリスト 増田明美氏、竹川病院 理学療法士 北田利弘氏
演題:「オリ・パラから始めよう!~市民ランナーにおけるコンディション調節からパフォーマンスUPまで~」
この度、東京2020オリンピック・パラリンピック後の健康意識の増進が期待されることに対し、オリ・パラに精通したアスリート(増田氏)、と地域マラソン大会のサポート実績のある理学療法士(北田氏)から、市民ランナーへ向けて「オリ・パラから始めよう!~市民ランナーにおけるコンディション調節からパフォーマンスUPまで~」というテーマで、一般公開講座を開催いたしました。
増田氏からは選手時代の練習方法や栄養、怪我で悔しい思いをした経験談などを踏まえ、永く健やかにマラソンを楽しむためには、十分な栄養、過度な練習量にならないこと、自分自身のコンディションを知るということが、大切であるという事を述べられておりました。また、「これを知る者は、これを好む者に如かず、これを好む者は、これを楽しむ者に如かず」を表す「知・好・楽」という言葉をいただき、走ることを好きになる、そして楽しむことが大切です、とまとめられました。
北田氏には、東京都理学療法士協会の地域マラソン大会のサポート実績やサポート内容のご紹介、身体や靴のチェックポイントについて、わかりやすくご解説をいただきました。マラソン前・後に痛くなる部位は異なる場合があり、予防テーピング以外にも十分なストレッチが必要であると述べられました。ランニングシューズは、デザインやコストで選ぶのではなく、履き心地やサイズで選ぶことが大切であるとのことでした。また、マラソンにおいては、おおよそ半年前より準備を始めることが望まれますが、ランナーによっては、心肺停止や全身痙攣をおこされる方もおられるとのことで、入念な準備と無理をしないことが大切であると述べられておりました。
今回はWeb開催でしたが、聴講者からの質問に対して、アスリート・理学療法士のそれぞれの観点からお答えいただき、とても興味深いご講演となりました。
引き続き都民の医療・保険・福祉の増進に向けた講演を企画していきます。本講演を引き受けていただきました増田氏、北田氏に心より感謝致します。
報告者:公開講座準備委員会 間野旭(竹川病院)