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全日本少年軟式野球大会・全日本学童軟式野球大会のメディカルサポートを行いました

全日本少年軟式野球大会・全日本学童軟式野球大会のメディカルサポートを行いました

 

スポーツの理学療法委員会

 

昨年に引き続き、全日本少年(中学生)軟式野球大会および全日本学童(小学生)軟式野球大会のメディカルサポートとして東京都理学療法士協会にスタッフ派遣依頼があり、静岡県士会、神奈川県士会のスタッフとともにサポートにあたりました。以下にサポート内容を説明します。

 

 

【開催日時・場所】 8月12日(神宮球場・大田スタジアム)  8月13日(神宮球場・横浜スタジアム)

 

【スタッフ】東京都士会より7名、静岡県士会より6名、神奈川県士会より

4名 計17名

 

【事前勉強会】

8月7日に大脇病院に於いて、都士会メンバーで事前勉強会を実施しまし

た。内容は、野球における障害の基礎知識、野球に多い外傷処置の方法

(創処置、歯・爪の処置、脳震盪の基礎知識、テーピング)、試合後のスト

レッチングメニューの確認を行いました。

 

【活動内容】

・試合前にAED設置場所の確認。

・試合中の外傷に対する対応。

・試合後、投手への肩・肘へのアイシングと個別ストレッチング、野手へ

の集団ストレッチング。

・肘、肩をはじめとする選手の慢性疼痛に対する相談とアドバイス。

・サポート内容の記録。

 

【まとめ】

学童は3年目、少年は2年目のサポートとなりました。活動内容は、ストレッチングを主体として障害予防の啓蒙活動を行うこと、試合中の外傷の対応がメインと考えます。障害予防と理学療法士の専門性をいかすという観点からは、ただ選手と一緒にストレッチングをするのではなく、投球やバッティング時にかかる関節メカニカルストレスや成長期障害の病態理解、動作を円滑に行うために必要な可動域をより理解することによって提供する質がかわってくるかと思います。

試合時にとどまらず、事前に成長期に多い障害を指導者や役員の方に理解していただくことも重要ではないかと思っています。小中学生は、今後も野球を続けていく生徒が多いかと思われます。負けたチームへの対応は、選手の気持ちを考えると難しいところもありますが、将来プレーを続ける事を考え身体ケアの重要性を伝えることができればと思っています。外傷の対応は、普段の業務内容でないことが多く、さらに知識と技術の向上が必要と考えています。

試合後、選手や指導者から肩や肘の痛みについて相談を受ける機会も多くありました。保護者の方も含め成長期障害の可能性を説明し、医療機関への受診を勧める事もありました。今後は様々なケースに対応できるよう知識と技術の向上と共有を図り、多くのメンバーで多くの日程をサポートができればと思います。

 

第31回全日本少年軟式野球大会および第34回全日本学童軟式野球大会 活動報告(PDF)